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不安な気持ちは長続きはしない

私達が不安な気持ちになった時、何だか嫌な気分になりますし、怖くなったりもしますし、苦しいですね。

そこで、逃げようとしたり、その不安を消そうとしたりします。すると、消えるどころか、不安はさらに大きくなり、余計苦しくなります。

ではどうしたらいいかということですが、それは不安は不安としてそのまま受け入れてしまうことだと思います。すると、面白いことにそれは消えてゆきます。

一般的に不安な気持ちを感じてから10分から15分もすると、その気持ちは次第に和らいでゆくことがわかっています。

つまり、強い不安を感じてもその場から逃げずにいると、時間が経つにつれてそれは和らいでゆきます。

だから、不安に感じているような場面や状況があれば、あえてその場に自分の身を置いてみることだと思います。

そして、逃げないこと。不安でも大丈夫とその気持ちを受け入れてしまうことだと思います。

すると時間と共にその不安は薄れてゆきます。

不安や、それから怖さについてもそうですが、そういう風に解決することもできるようです。

思い通りにならないこと

何事もそうですが、自分の思い通りに物事が進んでくれたらどれほど良いことでしょうか。

でも現実にはそうもいきませんね・・・

世の中には自分の思い通りにならないことの方が多いものだと思います。

どんなに才能がある人でも、権威がある人でも、経験を積んだ達人であっても、うまくいかないことはあります。

これだけの人が集まって生活をしている社会の中で、自分の思う通りにしようと思うこと自体がストレスを生んでいるのかも。

ですから、思うようにできなくて悩むこともあります。でもそれは当たり前のことだと思うのです。

そういう風に何かが自分の前に立ちはだかることもあります。

そして、時にはそれが悩みの種のように思えてきます。

でも実際はみんながそうやって同じように悩んで、そしていずれはそれをみんな乗り越えてゆくものだと思います。

一番いけないのは、自分の思い通りにいかないことで悩み、行動しなくなることです。

つまずいたりするのは誰でも当たり前のことですが、そこで尻込みをしてしまって行動しなくなると、その悩みはどんどん大きな悩みに思えてきます。

ですが、転んでも立ちあがって、また行動してゆくと、不思議とその悩みは薄れていったり、消えていったりします。